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ワーキングメモリが足りない

そう言われた。

いろいろあって、もしかしたら、自分は発達障害かもしれない・・・そう思った私は、病院で心理検査というものを受けたのだ。

発達障害という言葉は知っていたけど、自分とは無関係のものだとばかり思っていた。調べてみると、集中力がなかったり(でも好きなことはずっとやり続ける)、人と合わせることができない・・・といったことが挙げられるそうで、思い返してみると実は日常生活(というか人生)で困ったことがたくさんあった。忘れ物が多い、すぐ物をなくして慌てる、は当たり前。ただの不注意かと思っていたけれど、それら、今まで感じてきた「生きづらさ」がもし生まれ持ったものだとしたら・・・?

実際に受けた検査は、3時間くらい。心理士の方?と1対1で向き合って、筆記テストを受けたり課題にチャレンジしたり。「ウェイス・フォー」と「ロールシャッハテスト」と呼ばれるものだ。それはそれは異様な時間で、こんなんで何がわかるんだと思っていたけれど、結果、心理士の方は占い師ですかっていうくらいにわたしの性格を分析し、的中させていた。レポートのようにまとめられると、おおそうか、と納得せざるを得ない。

で、検査の結果が「ワーキングメモリが足りない」。人の話を聞いて記憶する力が長けているらしいが、処理能力がものすごく低いらしい。確かに、一度に複数の作業をするのがどうも苦手だ(マルチタスク)。

マルチタスクが苦手だと実感する、いい例だなと思うことがある。料理がどうしてもうまくならないことだ。手際が悪すぎる。それこそ同時進行でいろんなことを進めなければいけないのに、それができなくて、キッチンのまわりはぐちゃぐちゃ。レシピをちゃんと読んでいなくて慌てたり、いろんなものをひっくり返したり、こぼしたりして、あ・・・ってしょっちゅう凹んでいる。たまに、テレビで何品も同時進行で料理を作るスーパー家政婦さんが特集されているけれど、あんなの絶対ムリだなあ。

そういった些細だけど、実は大きなウェイトを占めている「生きづらさ」は、わたしだけがつらいのだと思っていた。ところが、実は世の中に同じ苦しみを抱えて生きている人もたくさんいるのだということを知った。比較するものでもないが、私なんかまだ軽度なのかもしれない。結局、私が発達障害かどうかはハッキリと言われなかったけれど、先生曰く「今の仕事ができている、続けられているみたいだからよかったですね」ということだった。そういうものなのか。まあ、今の仕事をしていなかったら確実に死んでいたと思っているから間違いではない。これを読んだ人はだから何?と思うかもしれないし、周りに理解を得るのも難しいというのもわかっている。だけど、自分的には、ずっと悩んでいた原因の一つがわかった気がして、少しほっとした。